249: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:20:00.36 ID:pWiJUU6Qo
北条加蓮「例えば、さ……私がアイドルじゃなかったら」

P「んあ?」
加蓮「多分、根性無しのダメダメなままだったよね?」
P「……そうか?」
P「確かに最初の頃の加蓮は、そんなことを言ってたけど」
P「なんだかんだで自分の出来る限り全力で、食らいついてきたじゃないか」
加蓮「そ、そうかな……?」
P「体力のあるなしはしょうがないからな」
加蓮「そっか、ありがと」ポソ
P「ん?」
加蓮「何でもない!」
前スレ
【デレマス】渋谷凛「例えば、私がアイドルになってなかったとするでしょ」
【デレマス】荒木比奈「例えばアタシがアイドルになってなかったとして――」
【デレマス】拓海「例えば、例えばだ……アタシがアイドルにならなかったとしてだな」
【デレマス】片桐早苗「例えばさ、あたしがアイドルになってなかったとするじゃない?」
【デレマス】島村卯月「例えば私がアイドルになってなかったとするじゃないですか」
【デレマス】櫻井桃華「例えばわたくしがアイドルになってなかったとしますわ」
【デレマス】和久井留美「例えば……私がアイドルになってなかったとしたら」
【デレマス】塩見周子「例えばさ、あたしがアイドルになってなかったら」
【デレマス】兵頭レナ「例えば、私がアイドルになってなかったとすると」
【デレマス】本田未央「例えば私がアイドルになってなかったらさ!」
【デレマス】白坂小梅「た、例えば……私、が、ア、アイドルに、なって、な、なかったら……」
250: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:20:27.69 ID:pWiJUU6Qo
P「とは言え、アイドルやってなかったら、加蓮は体力ないんだろうなぁ」
加蓮「うん、そうだよね」
加蓮「だから、たまにやっぱり風邪とかひいちゃうんだよ」
P「やっぱりそうなるのか」
P(凛の妄想で一瞬死んでたのは黙ってよう……)
加蓮「そうそう、それでプロデューサーはさ」
P「俺は?」
加蓮「お医者さんね」
P「ほう」
加蓮「うちの近所の町医者の息子でさ」
加蓮「自分も医者になっちゃうの」
P「そんなに優秀かな、俺……」
加蓮「プロデューサーがそれを言う?」
P「え?」
加蓮「うん、そうだよね」
加蓮「だから、たまにやっぱり風邪とかひいちゃうんだよ」
P「やっぱりそうなるのか」
P(凛の妄想で一瞬死んでたのは黙ってよう……)
加蓮「そうそう、それでプロデューサーはさ」
P「俺は?」
加蓮「お医者さんね」
P「ほう」
加蓮「うちの近所の町医者の息子でさ」
加蓮「自分も医者になっちゃうの」
P「そんなに優秀かな、俺……」
加蓮「プロデューサーがそれを言う?」
P「え?」
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251: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:20:57.07 ID:pWiJUU6Qo
―――
――――――
『北条さん、どうぞー』
加蓮『はーい、お願いしまーす』
P『今日はどうしました?』
加蓮『……えっと、ちょっと喉が痛くて』
P『ふむ、じゃあちょっと喉見てみましょうか』
加蓮『……』アーン
P『あぁ、ちょっと腫れてるね』
P『じゃあ、薬出しておきますね』
加蓮『……ちょっと』
P『はい?』
加蓮『それだけしか診ないの?』
加蓮『いつもの先生はもっと丁寧に診てくれるよ』
――――――
『北条さん、どうぞー』
加蓮『はーい、お願いしまーす』
P『今日はどうしました?』
加蓮『……えっと、ちょっと喉が痛くて』
P『ふむ、じゃあちょっと喉見てみましょうか』
加蓮『……』アーン
P『あぁ、ちょっと腫れてるね』
P『じゃあ、薬出しておきますね』
加蓮『……ちょっと』
P『はい?』
加蓮『それだけしか診ないの?』
加蓮『いつもの先生はもっと丁寧に診てくれるよ』
252: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:21:43.72 ID:pWiJUU6Qo
加蓮『で、いつもの先生は?』
P『今ちょっと往診に出ててね、私は代理ですよ』
P『これでも総合病院の内科勤務してるから、経験はそこそこありますよ?』
加蓮『で?』
P『はい?』
加蓮『そんな偉いお医者さんがこんなところで油売ってていいの?』
P『別に総合病院勤務が町医者より偉いなんて思ってませんけどね』
P『今日は非番なので、実家にこき使われてるだけですよ』
P『今ちょっと往診に出ててね、私は代理ですよ』
P『これでも総合病院の内科勤務してるから、経験はそこそこありますよ?』
加蓮『で?』
P『はい?』
加蓮『そんな偉いお医者さんがこんなところで油売ってていいの?』
P『別に総合病院勤務が町医者より偉いなんて思ってませんけどね』
P『今日は非番なので、実家にこき使われてるだけですよ』
253: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:22:11.10 ID:pWiJUU6Qo
加蓮『……じっか?』
P『はい』
加蓮『……』ジー
P『どうかしましたか?』
加蓮『P、さん?』
P『はい? 確かに私はPですが……』
加蓮『私、加蓮だよ』
P『かれん? ……北条?』
P『……加蓮ちゃん!?』
P『はい』
加蓮『……』ジー
P『どうかしましたか?』
加蓮『P、さん?』
P『はい? 確かに私はPですが……』
加蓮『私、加蓮だよ』
P『かれん? ……北条?』
P『……加蓮ちゃん!?』
254: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:22:36.78 ID:pWiJUU6Qo
加蓮『そうだよ』
P『いや、見違えたよ……すっかり綺麗になって』
加蓮『えっ、なっ、何言って……もうっ』プクー
P『だってなぁ……俺が知ってるの、まだ小さかった頃だし』
加蓮『そうかも知れないけどさ……』
加蓮『こっちだって、Pさんが白衣着て澄まし顔で話してて、気付かなかったよ』
P『そりゃ仕事だし』
加蓮『それはそうと、もっとしっかり診てよ』
加蓮『こんないい加減な診察してたら医者辞めさせられちゃうよ?』
P『いや別にいい加減に診てたわけじゃ……』
P『それになぁ……』
加蓮『なに?』
P『加蓮ちゃんって知ったら余計に診づらい』
P『いや、見違えたよ……すっかり綺麗になって』
加蓮『えっ、なっ、何言って……もうっ』プクー
P『だってなぁ……俺が知ってるの、まだ小さかった頃だし』
加蓮『そうかも知れないけどさ……』
加蓮『こっちだって、Pさんが白衣着て澄まし顔で話してて、気付かなかったよ』
P『そりゃ仕事だし』
加蓮『それはそうと、もっとしっかり診てよ』
加蓮『こんないい加減な診察してたら医者辞めさせられちゃうよ?』
P『いや別にいい加減に診てたわけじゃ……』
P『それになぁ……』
加蓮『なに?』
P『加蓮ちゃんって知ったら余計に診づらい』
255: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:23:03.41 ID:pWiJUU6Qo
加蓮『なんでよー』プクー
P『だってさ、知ってる娘をきちんと診るってのは、何かな……』ポリポリ
加蓮『なっ……』カァッ
加蓮『医者のくせに……スケベ……』
P『仕事モードから引きずり下ろしたのはそっちだろ』
加蓮『う……』
P『……』
加蓮『ねぇ、小学生の時、私が倒れた時のこと、覚えてる?』
P『……あぁ』
加蓮『そうなんだ』
P『忘れられないよ』
P『あれが、俺が医者を目指すきっかけだったんだから』
加蓮『……え?』
P『だってさ、知ってる娘をきちんと診るってのは、何かな……』ポリポリ
加蓮『なっ……』カァッ
加蓮『医者のくせに……スケベ……』
P『仕事モードから引きずり下ろしたのはそっちだろ』
加蓮『う……』
P『……』
加蓮『ねぇ、小学生の時、私が倒れた時のこと、覚えてる?』
P『……あぁ』
加蓮『そうなんだ』
P『忘れられないよ』
P『あれが、俺が医者を目指すきっかけだったんだから』
加蓮『……え?』
256: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:23:38.16 ID:pWiJUU6Qo
P『あの時は、たまたま学校帰りに俺の前を加蓮ちゃんが歩いてたんだよな』
加蓮『そうだったんだ。そこまでは知らなかったな』
P『目の前で、急に加蓮ちゃんが苦しみだしてさ』
P『幸い家の近くだって、運び込んだのは良いものの、親父は往診に出てたし、俺はただの高校生だし』
加蓮『……』
P『診察どころか、まともに看病らしいことも大して出来なくて』
P『すげー歯痒くてさ、それが多分、医者を目指すきっかけだったんだろう、って思う』
加蓮『私は、凄く心強かったよ?』
P『そうか? そう言って貰えると、救われる気分だな』
加蓮『そうだったんだ。そこまでは知らなかったな』
P『目の前で、急に加蓮ちゃんが苦しみだしてさ』
P『幸い家の近くだって、運び込んだのは良いものの、親父は往診に出てたし、俺はただの高校生だし』
加蓮『……』
P『診察どころか、まともに看病らしいことも大して出来なくて』
P『すげー歯痒くてさ、それが多分、医者を目指すきっかけだったんだろう、って思う』
加蓮『私は、凄く心強かったよ?』
P『そうか? そう言って貰えると、救われる気分だな』
257: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:24:31.78 ID:pWiJUU6Qo
加蓮『あの時、急に胸が苦しくなってさ』
加蓮『そのまま死んじゃうのかと思った』
P『……』
加蓮『そしたら、どこからともなく現れた人が抱え上げてくれたんだよ』
加蓮『お医者さんに連れて行ってくれて、額にタオルあててくれて』
加蓮『それで……ずっと、私の手を握っててくれたよね?』
P『そ、そうだったかな』フイッ
加蓮『王子様ってこんな人のことなんだろうなって、子供心に思ったの』
P『何言ってんの……』
加蓮『だからね――私のこと、隅々まで診てよ、王子様?』
――――――
―――
加蓮『そのまま死んじゃうのかと思った』
P『……』
加蓮『そしたら、どこからともなく現れた人が抱え上げてくれたんだよ』
加蓮『お医者さんに連れて行ってくれて、額にタオルあててくれて』
加蓮『それで……ずっと、私の手を握っててくれたよね?』
P『そ、そうだったかな』フイッ
加蓮『王子様ってこんな人のことなんだろうなって、子供心に思ったの』
P『何言ってんの……』
加蓮『だからね――私のこと、隅々まで診てよ、王子様?』
――――――
―――
258: ◆knIUXLOzGM 2013/06/01(土) 01:24:57.51 ID:pWiJUU6Qo
加蓮「ふふっ、良いでしょ?」
P「なにがだよ」
加蓮「お、お医者さんごっこ?」
P「何言ってんの!?」
北条加蓮編 終わり
P「なにがだよ」
加蓮「お、お医者さんごっこ?」
P「何言ってんの!?」
北条加蓮編 終わり
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