1: 2026/02/18(水) 21:10:34 ID:???00
かのん「マルガレーテちゃん明日健康診断だから夜9時以降ご飯食べちゃダメだからね」

マルガレーテ「今何時?」

かのん「夜9時だね」

3: 2026/02/18(水) 21:13:34 ID:???00
マルガレーテ「何も食べちゃダメなの?」

かのん「そうだよ。結果に影響するからね」

かのん「あ、水はOKだよ!」

マルガレーテ「そういう事じゃないの!!」バンッ!

かのん「!?」ビクッ!

マルガレーテ「本当に!何も!食べちゃ!ダメなの!?」

かのん「そうだよ!!!」

マルガレーテ「こんな事がありえるの…!?」ワナワナ

かのん「ありえるよ?お父さんは年に一回は健康診断やってるし」

かのん「私も別の日にやるし…」

マルガレーテ「何も食べないって…まだ夕飯しか食べてないのに…!」

かのん「いや夕飯食べてるじゃん」

4: 2026/02/18(水) 21:14:40 ID:???00
かのん「まぁ寝て起きて学校行ったらおしまいだし、大丈夫だよ!」

かのん「ゴクゴク…」

マルガレーテ「カフェオレ飲みながら言わないでよ!!」

かのん「カフェオレじゃないよ!!!」

かのん「アフォガードだよ!!!」

マルガレーテ「どっちも同じよ!!!」

5: 2026/02/18(水) 21:16:18 ID:???00
マルガレーテ「1口飲ませなさいよ…!」グイッ

かのん「だからダメだって…力強っ」グググッ

マルガレーテ「寝て起きる事は簡単よ!でもね!空腹に耐える前提ってことが苦なの!」

マルガレーテ「だから一口…!」

かのん「我慢して!!たった1日でいいから!!」

かのん「ふんっ!!」グビーッ!

マルガレーテ「あー!私のカフェオレが!!!」

かのん「プハッ!私のアフォガードね」

マルガレーテ「く、くくぅ!!うぅ…!」ボロボロ

かのん「泣くほど!?」

6: 2026/02/18(水) 21:17:32 ID:???00
マルガレーテ「な、泣いでないわよ!花粉症よ!」ズビーッ

かのん「はいはい、じゃあもう部屋に篭って寝る準備しなよ」

かのん「寝ちゃえば空腹なんて忘れるよ!おやすみ!」

マルガレーテ「寝れるわけないでしょ!?こんなお腹空いてるのに!」

かのん「目つぶれば眠くなるなら!はいおやすみ!」

マルガレーテ「だいたいJKが夜9時に寝るわけないでしょ!?」

かのん「そーれーは確かに……」

かのん「…………」

マルガレーテ「え、黙らないでよ」

7: 2026/02/18(水) 21:19:29 ID:???00
かのん「まあまあ、とにかく自分の部屋に籠りなよ、ここだとキッチンあるから危ないと思うし」

マルガレーテ「……わかったわ、でもちょっといい?」

かのん「ん?どうしたの?」

マルガレーテ「1回だけね、1回だけ冷蔵庫の前通っていい?」

かのん「え、なんで?別に冷蔵庫の前通らなくても部屋行けるでしょ?」

マルガレーテ「いやそういうのじゃないから、1回だけ通るだけ。通るだけだから」

かのん「……ダメ」

8: 2026/02/18(水) 21:21:10 ID:???00
マルガレーテ「いやマジ先っちょだけ。何もしない、何もしないから冷蔵庫の近くに行っていい?」

かのん「絶対ウソ!なんか食べるでしょ!」

マルガレーテ「いいから通しなさいよ!」

かのん「させないよ!」ディフェンス!!

マルガレーテ「くっ…ちょこまかと…」

かのん「ディーフェンス!ディーフェンス!」サササッ!

マルガレーテ「ど!き!な!さ!い!」ドンッ!

かのん「ファール!プッシング!退場!!」

かのん「おやすみなさい!!」

マルガレーテ「腹立つ~!!!」

10: 2026/02/18(水) 21:23:27 ID:???00
かのん「はい、ドア開けて」

マルガレーテ「ふんっ、仕方ないわね…」ガチャ

マルガレーテ「言っとくけど、負けたわけじゃないからね!」

かのん「いや戦ってないからね?あとご飯食べれても実質的に負けはマルガレーテちゃんになるからね?」

かのん「健康診断なんだから、我慢しないとダメだよ?」

マルガレーテ「……わかってるわよ」

かのん「眠くなかったらお父さんの部屋の本とか読めばいいよ!」

マルガレーテ「はいはい、おやすみかのん」

かのん「おやすみ~」

マルガレーテ「あ、かのんちょっといい?」

かのん「ん?」

マルガレーテ「…アフォガードって何?」

かのん「エスプレッソとバニラアイスを混ぜたやつだよ。おやすみ~」

マルガレーテ「飲゛み゛た゛い゛!!!」ドンッ!

11: 2026/02/18(水) 21:25:44 ID:???00
マルガレーテ(変に丸め込まれてもう寝る1歩手前…)

グゥー

マルガレーテ「お腹すいた…」ポケーッ

マルガレーテ「眠くないし…お腹すいたし…でも朝まで時間はたっぷりあるし…」

マルガレーテ「こういう時は時間がいつの間に消えるでおなじみのLTubeね」スッ

マルガレーテ「えっと…………」

マルガレーテ「……料理系と大食い系しかオススメに出てこない」

マルガレーテ「このポンコツAI!」

マルガレーテ「…………この部屋孤○のグルメとか無いかしら」

12: 2026/02/18(水) 21:27:55 ID:???00
マルガレーテ「ま、私は小説も読む人だし?このくらい読めるし?」ペラッ

マルガレーテ「…」

マルガレーテ「…」ペラッ

マルガレーテ「…」

マルガレーテ「…」ペラッ

マルガレーテ「…」

マルガレーテ「…」

マルガレーテ(頭の中アフォガードでいっぱいで内容全然入ってこない…)

13: 2026/02/18(水) 21:29:22 ID:???00
マルガレーテ「聞かなきゃ良かった…飲みたい…」

マルガレーテ「ふわぁ…なんか疲れた……」

マルガレーテ「……」ウトウト

マルガレーテ「……あれ?なんか眠いかも」

マルガレーテ(今なら寝れる…?)

マルガレーテ(部屋暗くして横になって…心を落ち着かせて…)

マルガレーテ(そうすれば…空腹も…忘れ……z)

マルガレーテ「スヤッ……zzZ」

14: 2026/02/18(水) 21:33:13 ID:???00
…………

………

……



マルガレーテ「……はっ!」パチクリ

マルガレーテ「……寝てた…寝てた!」

マルガレーテ「私寝てた!もう朝ね!」

AM2:00

マルガレーテ「…………チッ!!!!!!」

15: 2026/02/18(水) 21:34:04 ID:???00
マルガレーテ「あーもうお腹空いた…もう限界…うぅ……」

マルガレーテ「あっ」

マルガレーテ(今深夜だしキッチン行ってもバレないんじゃないかしら)

マルガレーテ「もたもたしてたらご飯が逃げちゃうわ」スクッ

16: 2026/02/18(水) 21:37:00 ID:???00
マルガレーテ(ゆっくり…ゆっくり……)ソロリソロリ

マルガレーテ(階段降りて…このドアをゆっくり開ければ……!)

カチャ…

ありあ「……んあ、寝ちゃってた……」ビクッ!

ありあ「あ、マルガレーテちゃん」

マルガレーテ「な、なんでいるのよ……!」

ありあ「ん?監視だよ?お母さんがもしかしたらって…ふわぁ……」

17: 2026/02/18(水) 21:38:27 ID:???00
ありあ「まさか来るとは思わなかったなぁ…わ、もう2時か……」

マルガレーテ「お母様が1枚上手だったようね…ふっ、降参だわ」パチパチ

マルガレーテ「私の負けよありあ、さ、あなたも眠いでしょう?自分の部屋に戻りなさい」

ありあ「なにスッキリした顔してるの?私が戻ったら食べるでしょ。こんな時間にここにいるってことは今食い意地すごいんでしょ?」

マルガレーテ「文学陰キャを言葉巧みに操るのは難しいようね……」ボソッ

ありあ「お?喧嘩か?」

18: 2026/02/18(水) 21:39:57 ID:???00
マルガレーテ「もうこの際だし一緒に食べない?美味しいパスタ作ってあげるからさ」ヒソヒソ

ありあ「あのね、私も健康診断なの!」 

マルガレーテ「なるほど……じゃあマ○クにしましょう!私クーポンあるわよ!」

ありあ「いや食べ物の問題じゃなくて」

ありあ「別に水はいいんだから水でお腹満たせば?」ゴクゴク

マルガレーテ「…………」

マルガレーテ「…………」

マルガレーテ「水でお腹を満たす…って……?」

ありあ「もうそういう次元の胃袋なんだね」

19: 2026/02/18(水) 21:43:58 ID:???00
ありあ「ほら、もうここにいる意味無いでしょ。はいこれ、い○はすあげるから寝てね~」

マルガレーテ「……せめて眠くなるまで付き合いなさいよ」

ありあ「……はいはい」

ありあ「じゃあ私本の続き読みたいから静かにしてね」

マルガレーテ「いやお喋り付き合ってって意味なんだけど!なんで黙んなきゃいけないのよ!」

ありあ「いやだってハ○ーポッターだよ?私が今読んでるの…ハ○ーポッターだよ!?」

マルガレーテ「じゃあ納得ってならないわよ!」

マルガレーテ「…えハ○ーポッター読んでるの?」

マルガレーテ「炎のゴブレット?」

ありあ「秘密の部屋」

20: 2026/02/18(水) 21:47:07 ID:???00
マルガレーテ「映画で良くない?」

ありあ「それみんな言うよね~!映画と原作は違うんです~!」

ありあ「こっちの方のスネ○プ先生とんでもないよ?」

マルガレーテ「…とんでもない?」

ありあ「あ、いや、こっちの話」

マルガレーテ「ふ~ん…というかなんで2冊持ってるの?」

ありあ「こっちが日本語版で、こっちが英語版」

ありあ「同時に読んでるの」

マルガレーテ「は?」

21: 2026/02/18(水) 21:48:20 ID:???00
ありあ「やっぱ表現の違いってやつ?翻訳してるからこそ良くなってたり、意味が大きく変わったりとか違いがあるんだよ~」

ありあ「英語の意味がわからなかったら日本語版の方見ればいいし~」

ありあ「まぁ3周目だから内容ほぼ覚えてるけどー…」

ありあ「………」ジーッ

マルガレーテ「あなたやっぱり澁谷かのんの妹ね…」

ありあ「どーも」ニヤッ

ありあ「よければマルガレーテちゃんも…」

マルガレーテ「嫌よ」

ありあ「あ、出来ないか!」ニヤニヤ

マルガレーテ「で、出来るに決まってるでしょ!」

マルガレーテ「ほら!賢者の石見せなさいよ!」

ありあ「お父さんの部屋にあるよ~」

22: 2026/02/18(水) 21:49:47 ID:???00
マルガレーテ「んで、どこにあるの?」

ありあ「たしか左の2段目あたりがローリング系だった気がする~」

マルガレーテ「ふ~ん…2段目……」

ガチャ

マルガレーテ「……は?」

マルガレーテ「ありあ?」

ありあ「よ~し、閉じ込め完了~♪」

ありあ「続き続き~♪」 

マルガレーテ「閉じ込めって………ありあ!」

23: 2026/02/18(水) 21:52:57 ID:???00
マルガレーテ「この…開けなさいよ…!」グググッ

ありあ「おわ、すごい力!!ドア抑えつけるの大変だ~」

ありあ「でも知ってるマルガレーテちゃん?押す力より引く力のほうが弱いんだよ~?」

ありあ「大人しくそのまま朝まで部屋にいなよ~」

マルガレーテ(さ、最初からずっとそれが狙いだったの!?)

ありあ「いやぁ~マルガレーテちゃんが単純で助かったよ~!」

マルガレーテ「あなた本当に澁谷かのんの妹なの…?」

ありあ「さっきと言ってる事逆になってるじゃん」

24: 2026/02/18(水) 21:54:19 ID:???00
ありあ(ま、フィジカルでマルガレーテちゃんに勝てるわけない。だったら部屋に閉じ込めて冷蔵庫から遠ざけるのが合理的だよね)

ありあ(一応澁谷家のブレーンやってるわけだしこれくらいはね…)

ありあ「それに…」

マルガレーテ「お、お腹がすいて力が出ない…」ヘニャヘニャ

ありあ「やっぱり…」

ありあ「大人しく寝てね~マルガレーテちゃ~ん!」

マルガレーテ「…この際空腹なんてどうでもいいのよ」

マルガレーテ「あのありあに!負けたことが!腹立つの!」

ありあ「さっきから喧嘩売ってるよね?」

26: 2026/02/18(水) 21:56:04 ID:???00
ありあ「もうさ、諦めてくれない?私も続き読みたいしハッキリ言って不毛だよ?」

ありあ「あと深夜なんだから大きい声出さないで!」

マルガレーテ「わかったわ…よ!!」

ドンッ!!

ありあ「ひゃっ!」

ありあ(体当たり!?抑えつけてて良かったぁ~…)

マルガレーテ「悪いけど!私の辞書に諦めるの文字は無いの…よ!」ドンッ!!

ありあ「カッコイイ…状況はかっこ悪いけど…」

マルガレーテ「どきなさ…い!」ドンッ!

ありあ「ひっ!」

かのん「うるさい」

ありマル「ご、ごめんなさい…」

27: 2026/02/18(水) 21:58:17 ID:???00
マルガレーテ「ありあのせいでかのんに怒られたじゃない…」

ありあ「はいはいごめんってば」

ありあ「…もう3時だよ」

マルガレーテ「…はぁ」

マルガレーテ「……ま、いい加減寝るわ」

ありあ「…そっか」

ありあ「じゃあ寝るまで付き添うね」

マルガレーテ「…やっぱり信じてないでしょ?」

ありあ「信じてないっていうか…食欲を信じてるからかな?」

マルガレーテ「…はぁ?意味わかんないんだけど」

マルガレーテ「あんたよくオタクって言われない?」

ありあ「はいはいオタクで良いですよー」

28: 2026/02/18(水) 22:00:25 ID:???00
マルガレーテ「…ングッ…ぷはぁ!」

マルガレーテ「あー…味しない」

ありあ「そりゃ水だからね」

ありあ「ほら、横になってマルガレーテちゃん」

マルガレーテ「…ありあはどうするのよ」

ありあ「私は本読むから」

マルガレーテ「あっそ…」

ありあ「横になって目つぶったら大体眠くなるよ」

マルガレーテ「…そうね」

29: 2026/02/18(水) 22:01:15 ID:???00
マルガレーテ「…ありあは学校生活どうなのよ」

ありあ「ん、まぁぼちぼちだよ」

マルガレーテ「部活は?」

ありあ「やってないよ?運動苦手だし本読みたいし」

マルガレーテ「へぇ…」

ありあ(さっきから質問がお父さんみたいだな)

ありあ「そっちは?毎日楽しい?」

マルガレーテ「当然よ。こちとらスクールアイドルなんだから」

ありあ「そちとらね~」

30: 2026/02/18(水) 22:02:30 ID:???00
ありあ「マルガレーテちゃんのお姉ちゃんはどんな人なの?」

マルガレーテ「どんな……最後に話したのいつかしら2、3年前とか…」

ありあ「複雑なんだね~…」

マルガレーテ「…気にならないの?」

ありあ「あんまり?姉妹仲なんてそれぞれなんだし」

マルガレーテ「…そうね」ウトウト

ありあ「夢で逢えたらいいね~」

マルガレーテ「そう…ね…」ウトウト

31: 2026/02/18(水) 22:04:55 ID:???00
マルガレーテ「あんたも…少しは……z」ウトウト

マルガレーテ「私を…見習って…z」

マルガレーテ「……zzZ」スヤッ

ありあ「……ふぅ」

マルガレーテ「スゥ…スゥ………」

ありあ(静かにしてたら可愛いままなのにな~…)

ありあ(私を見習って…なんだったんだろう。運動しろとか?)

ありあ(何はともあれ…寝た~!!!良かった~!!)

ありあ(さてさて、私もそろそろ睡眠を…)

ありあ(……やっぱ自分の部屋で続きよもっと!)

32: 2026/02/18(水) 22:07:56 ID:???00
BGM グリーグより『朝』

パーラーラーラーラーラー♪ パーラーラーラーラーラー♪

午前6時

マルガレーテ「ん、んんぅ…!」ノビー

マルガレーテ「…………ふぅ!寝た!!!寝てた!!」

マルガレーテ「お腹すいた!!!!!!!!!」

マルガレーテ「パンの匂いがする!!!!!!」

マルガレーテ「ゴゥ!トゥ!ダイニング!!」ビューン!

33: 2026/02/18(水) 22:09:31 ID:???00
ドタドタドタドタ!!!

澁谷ママ「おはよ~マルガレーテちゃ~ん」

マルガレーテ「おはようお母様。いい朝ね」

澁谷ママ「尿検査は終わったのかしら?」

マルガレーテ「ええもちろん!!それより朝食の時間よ!」

マルガレーテ「朝食はパンを一斤、ジャムはいちごとマーマーレードで。あとコーンポタージュとサラダもお願いするわ。もちろんベーコンエッグもお願いね。卵は3個。あ、ヨーグルトは食後にするわ」

澁谷ママ「はいこれ」コトッ

コップ一杯の水

マルガレーテ「水………」

マルガレーテ「……コホン」

マルガレーテ「やっぱり卵は1個でいいわよ」

澁谷ママ「そういう問題じゃないの~♡」

澁谷ママ「今年から」

澁谷ママ「血液検査が導入されたから」

澁谷ママ「朝ごはんは」

澁谷ママ「食べちゃ」

澁谷ママ「ダメよ」

マルガレーテ「」

34: 2026/02/18(水) 22:16:29 ID:???00
午前7時

ありあ「ふわぁ…夜更かししちゃった…」テクテク

澁谷ママ「おはよ、ありあ」

ありあ「お母さんおはよぉ~マルガレーテちゃんもおはよ~」

マルガレーテ「」

澁谷ママ「さっきからずっとこうなのよ…」

ありあ「あ、やっぱり?血液検査のこと言わなかったからな~」

ありあ「仮に血液検査のこと言ってたら多分耐えられないと思ってさ~」

ありあ「本当は昼まで我慢だけどマルガレーテちゃんには『朝まで我慢する』って思わせたほうが良いと思ったんだよね~」

ありあ「実際あの後寝れたし…もし昼まで我慢って昨日の夜知ったら暴れちらかしそうだしね~」

マルガレーテ「」

澁谷ママ「でも固まってるけど…」

ありあ「まぁ暴れるよりかはマシでしょ?」

35: 2026/02/18(水) 22:17:51 ID:???00
マルガレーテ「………」

マルガレーテ「もう…何も…信じない……」ポロポロ

ありあ(泣いた!?)

かのん「ただい…えっマルガレーテちゃん泣いてるの!?」

マルガレーテ「がのん…ズビッ!」

かのん「…ありあ!」ギロッ!

ありあ「いや私じゃないよ!健康診断が!健康診断がそうさせたの!!」

マルガレーテ「最後の最後まで…手のひらの上で…うぅ…」シクシク

澁谷ママ「遅刻するわよ~」

マルガレーテ「歩きたくない……グスッ」

ありあ(なんかキャラ崩壊してない?)

かのん「…あ、もしもしちぃちゃん?悪いけど私の家まで来てくれる?」

ありあ「あ、お姉ちゃん制服に着替えないと!!」

36: 2026/02/18(水) 22:19:36 ID:???00
マルガレーテ「歩けない…グスッ…」

かのん「ほらマルガレーテちゃん。肩貸してあげるから…よい…しょ!」

ありあ「私逆方向だから無理だよ…?」

かのん「大丈夫!」

千砂都「私が来た!」

ありあ「千砂都さん!」

かのん「ちぃちゃん!左肩お願い!!」

千砂都「ほーれ!頑張れマルガレーテちゃん!」

千砂都「先輩が肩を貸してあげるからね~!」グッ!

37: 2026/02/18(水) 22:21:40 ID:???00
マルガレーテ「ご飯…食べたい…」フラ…フラ…

かのん「マルガレーテちゃんしっかり歩いてよ~!」

マルガレーテ「あ、コンビニ」スタスタスタ!!

千砂都「ぬわー!急に早足!!」

かのん「入っちゃダメ!!」グググッ!

マルガレーテ「…………」

マルガレーテ「じゃあたこ焼きで我慢するわ」パクッ!

千砂都「ひゃっ!///」

かのん「ちぃちゃんのお団子食べないで!!」

38: 2026/02/18(水) 22:23:06 ID:???00
かのん「ほら!あと少しで学校だよ!マルガレーテちゃん!」ズリズリ

マルガレーテ「お腹すいた…」ズリズリ

千砂都(ローファーの先削られまくってる…)

冬毬「かのん先輩、千砂都先輩、おはようございます」

かのん「あ!冬毬ちゃん!」

千砂都「うぃっすー!」

39: 2026/02/18(水) 22:24:25 ID:???00
かのん「冬毬ちゃんも今日健康診断だけど大丈夫だった?」

冬毬「朝食抜いただけですからね。ノープログレムです」

かのん「…それが普通だよね」

冬毬「後ろにいるのは…マルガレーテですか?」

かのん「実はマルガレーテちゃん空腹でキャラ崩壊しててさ…」

マルガレーテ(エビフライが2本ある!!)

40: 2026/02/18(水) 22:25:41 ID:???00
マルガレーテ「美味しそ…」ツンッ

冬毬「…ひゃっ///」ビクッ

マルガレーテ「エビフライが2本ある…ふふ…」ツンツン

冬毬「マルガレーテ…んっ///やめて…ください…///」

マルガレーテ「食べ頃…ふふ…」ツンツン

冬毬「まだ…朝なのに…んっ♡」ピクッ

冬毬「やめてください!!」

パシーン!!

マルガレーテ「……はっ!ここは一体…」

マルガレーテ「なんで冬毬がここにいるの?」

42: 2026/02/18(水) 22:27:13 ID:???00
教室

マルガレーテ「お腹すいたー!!!!!」

冬毬「さっきからずっと言ってますね」ムスッ

マルガレーテ「冬毬、なんか怒ってる?」

冬毬「…別に」プイッ

キーンコーンカーンコーン…

担任の先生「おはようございます。本日は健康診断なのでみなさん体操服に着替えて体育館へ行ってください」

マルガレーテ「待ってたわ!!」

43: 2026/02/18(水) 22:29:37 ID:???00
先生1「はい、じゃあまず身長体重を~…」

先生2「視力検査は2階の教室で~…」

先生3「隣の教室で聴力検査しまーす…」

先生4「終わったら血液検査を~…」

先生5「心電図測りますので横に~…」

マルガレーテ「……」ゴォォギュルル!!ガルッ!ゴゴゴッ!

冬毬「お腹の音とんでもないですね」

44: 2026/02/18(水) 22:31:34 ID:???00
担任の先生「はいおつかれ~」

冬毬「ふむ…やはり身長伸びてましたか…姉者にも少し分けられたら良いのですが…」

冬毬「何事もなく終わって良かったですね。マルガレーテ」

冬毬「…マルガレーテ?」キョロキョロ

冬毬「…?」

冬毬「一体どこへ?購買でしょうか…」

45: 2026/02/18(水) 22:34:48 ID:???00
…………

CoC○壱

店員「おまたせしましたーポークカレー700gでーす」

マルガレーテ「すぅ…ふぅ…」

マルガレーテ「カレー…そうね、カレー…甘口がいい」

マルガレーテ(なんでもないカレーに半熟卵を乗せよう…)

マルガレーテ(試そうと思って試さなかったトッピングが山ほどある)

マルガレーテ(1口ずつ…今までの時間を取り戻すように食べるんだ…)

マルガレーテ「はふっ……」モグモグ

マルガレーテ「はふっ……」モグモグ

マルガレーテ「……」モグモグ

店員「いらっしゃいませー、1名様ですかー?」

冬毬「いえ、そこの体操服の連れです」

46: 2026/02/18(水) 22:38:51 ID:???00
15分後…

マルガレーテ(…違う、私は今健康診断を受けに…)

マルガレーテ(かのん…千砂都先輩はどうなった?無事なのかしら?)

マルガレーテ(疲れた~…疲れたな……)

マルガレーテ「もう十分食べたさ…」

マルガレーテ「ごちそうさま……」

マルガレーテ「はぁ…はぁ…」

冬毬「…………」

マルガレーテ「…いたのね」

冬毬「いましたよ。ずっと」

冬毬「少し、お話しますか?」

マルガレーテ「………」

47: 2026/02/18(水) 22:40:41 ID:???00
マルガレーテ(ありあ…結局私は何がしたかったのかしら…)

冬毬(健康診断ですよ)

マルガレーテ(食べて…食べつづけた結果財布も持たずこの店に入り込んで…)

マルガレーテ「………!」

マルガレーテ(……ダメよありあ、それは違う)

マルガレーテ(言ってはいけない。それは冬毬にとって呪いになる)

冬毬「あ、お会計お願いします」

マルガレーテ(ダメだ…ダメ……)

マルガレーテ「冬毬……」

店員「お会計2xxx円になります」

マルガレーテ「あとは頼みます」

48: 2026/02/18(水) 22:46:23 ID:???00
………

すみれ「んで、無断で外出した挙句冬毬に奢ってもらったと」

冬毬「なんなんですか!マルガレーテ!!」

マルガレーテ「デカい声出さなくても聞こえてるわよ!冬毬!!」

すみれ「最高に面白いわね」

夏美(カレーに2000円!?…2000円!?)

恋「朝は大変だったそうですね」

千砂都「そうなんだよ~!マルガレーテちゃん私の髪の毛食べられそうになったし…」

かのん「なんだったら昨日の夜から大変だったよ…」

マルガレーテ「千砂都先輩。迷惑かけてすみませんでした」ペコリ

千砂都「いいんだよ~」

マルガレーテ「……かのんもね」

かのん「は~い♡」

可可「ともあれケンコー診断は無事に終わったそうデスね!」

マルガレーテ「ま、当然よ」

メイ「明日は私たちが健康診断だからな~…よし!景気づけに私たちもCoC○壱行くか!」

きな子「ほうれん草トッピングで!」

四季「4辛で」

夏美「納豆トッピングは当然ですの!」

49: 2026/02/18(水) 22:48:29 ID:???00
きな子「ちゃんと反省文書くんすよ!」

マルガレーテ「わ、わかってるわよ…」

きな子「冬毬ちゃんにもちゃんと謝るっす!!」

マルガレーテ「わかってるってば!!」

マルガレーテ「色々悪かったわよ…冬毬…」

冬毬「…ふんっ!」プイッ!

マルガレーテ「冬毬…?」

冬毬「今日はマルガレーテのせいで最悪の日でした」

マルガレーテ「はぁ!?私がなにしたって……」

マルガレーテ「なに…したって……」

冬毬「………」

マルガレーテ「た、助けてくれてありがとうございました…」ペコッ

冬毬「…じゃあ貸し1ですからね」

マルガレーテ「…は?貸し?」

50: 2026/02/18(水) 22:50:38 ID:???00
冬毬「借りは…そうですね、今晩私の家に来てください」

マルガレーテ「…え?」

冬毬「それだけでいいですから…///」プイッ

夏美「…おや?夏美はどこか行ったほうが良いやつでは~?」ニヤニヤ

冬毬「…さすが姉者。察しが良いですね」

冬毬「夜通しポーカー対決です!!」フンスッ!

夏美「あー…なるほど…」

きな子「な、なら!夏美ちゃんはきな子の家に来るっす!」フンスッ!

夏美「…そうしますの!」

かのん「…なんとか丸く収まったみたいだね!」

千砂都「まるっ!」

かのん「じゃあマルガレーテちゃん!」

マルガレーテ「ん?」

51: 2026/02/18(水) 22:51:27 ID:???00
かのん「来年もあるから!頑張ってね!」

マルガレーテ「…え?」

かのん「健康診断は、毎年やるもんだから!」

マルガレーテ「…………なんて」ボソッ

かのん「マルガレーテちゃん?」

マルガレーテ「健康診断なんてもうイヤー!!」

52: 2026/02/18(水) 22:53:12 ID:???00
1ヶ月後

冬毬「健康診断の結果、どうでしたか?」

マルガレーテ「血糖値と尿酸値が高いから食べ過ぎには注意しましょうだって」

冬毬「妥当じゃないですか」

おわり

引用: 【ss】ウィーン・マルガレーテの長い夜